チルドコンベヤ提案で急冷と結露の問題解決。短納期での冷却・加熱用ライン新設をトータルサポート!
今まで製造していなかった製品の受注・製造に向けラインの新設を急ピッチで検討しておられ、その導入対応を行った事例をご紹介いたします。
こちらのケースでは、お客様のほうで今後需要増加が見込まれる製品群にターゲットを絞られたのですが、高温での充填→冷却→再加熱という工程が必要で、特に冷却工程がネックとなりましたが、この部分の解決も含めてトータルでサポートさせていただきました。
機能 | 充填後製品の冷却・加熱 |
業界 | 医薬品・化粧品 |
工程 | その他/充填 |
ワークサイズ | φ70×50L |
効果 | 新規製造品目の受注、製造 |
お客様の困りごと
お客様のほうでこれまで製造をされていなかった製品を受注・製造するにあたり、新規生産ラインを設計検討含め3か月程度で形にすることが求められており、大掛かりな設備としては非常に納期がない状況でした。
この設備の中で、高温での充填→冷却→再加熱という工程がありましたが、特に冷却工程では90℃弱→40℃程度に急冷する必要があり、尚且つ製品への結露は避けなければならないため技術的に非常に難しい課題となっておりました。
提案・施策
当社からは菱熱工業㈱チルドコンベヤ冷却用(トンネル型の空冷装置)を導入することをご提案させていただきました。その途上で、スポットエアコンや種々の設備導入を検討しましたが、スポットエアコンでは大型でも冷やす能力が足りず結露の心配があり、冷凍設備では霜がつく、水冷設備では水分のふき取り工程が発生するだけでなく、納期や予算、さらに建屋改築の必要があることなどから折り合いがつきませんでした。
そこで菱熱工業㈱チルドコンベヤ冷却用を検討したところ、急冷と結露の問題を解決でき、建屋改築も必要ありませんでした。また、搬送コンベヤとヒーターはカスタムのない規格品を採用することで、お客様のほうでの納期に間に合わせることができました。現状は生産ラインとしても問題なく機能しており、お客様のほうでも製造アイテム数を増やしておられます。
この事例のように一部規格品を組み合わせながらコーディネートを行うことで短い納期への対応を行った実績もありますので、お困りの方はお気軽に当社までお問い合わせください。